2005年6月24日金曜日

〇単純で不思議なこと(2005年06月04日)

 〇単純で不思議なこと(2005年06月04日) 


 「単純だけど、やっぱり不思議だ。どう考えたらいいの?」。友人からそんなメールが届いた。

 なんでもある報告書が完成したので、関係者に約220部を配ることにした。最寄りの郵便局に相談したら、「持ち込みで、1部340円」と言われた。「数が多いから取りに来て」と交渉すると、集荷に来ることになった。

 ふと佐川急便のメール便を思い出し、交渉すると「1部75円です」との返事。「どうやって配達するの?」と尋ねると、「うち(佐川)で集荷して郵便局に持ち込み、配達してもらいます」。同じものを郵便局員が配達しても、料金は4分の1以下だった。

 日本郵政公社が大口荷主と契約して超安値で配達していることは知っていた。だが、私自身、生活感覚でピンと受け止めていなかった。「こんなアホな話、知ってる?」と周りに聞くと、「経費を節減するつもりなら、知ってて当然ですよ」といわれてしまった。

 だが、郵便局は本当にこれでいいの? 郵政民営化法案が国会で審議中だが、素朴な疑問からもう一度、考えたい。